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赤い指
2008 / 09 / 11 ( Thu )

赤い指

最近、少し時間が空くとむさぼるように本を読んでいます。
2月に次男を出産してからしばらく本から離れていたからその反動かもしれない。
とりあえず読みたくて読みたくてしょうがない。
でも頭をひどく使うのは読めない。
というわけで再読ばかりしています。

これは確か長男を出産後に読んだ本です。
読みながらテーマの重さと深さに考え込んでしまいました。

あらすじは

どこにでもいる普通のサラリーマン前原昭夫。
彼の家族は息子を溺愛しあまやかす妻とひきこもりの息子(15歳)と痴呆症の母親の4人。
嫁と姑の仲は悪く、昭夫の妹が地方の母親の面倒をみるために通っています。
バラバラになって軋みをたたている一家。
そこに新たな事件が・・・

以下思いっきりネタバレ&感想です



すでにバラバラで崩壊寸前だった前原家。
ある日、昭夫が帰宅して見たものは少女の死体。
その少女を殺してしまったのはひきこもりの15歳の息子でした。

自分が人を殺した、大変なことをしたという自覚もなく回りばかりを責める息子。
息子を責めずに死体を隠すことばかりを考える母親。
自分の保身のためにこの殺人をなかったことにしたい父親。
そして、痴呆症の昭夫の母・・・。

自分たちの保身ばかりを考えた彼らが思いついた身勝手な結論は・・・
すべてを痴呆症の母親のせいにして自らが逃げることでした。

つまり、少女を殺したのは痴呆症の母親、自分たちは何も知らなかった。
母親は痴呆症なのだから刑務所にも入れられないだろう。
家族を守るためにはこれしかないと悩みながらも昭夫は警察に連絡します。

しかし、刑事はつじつまが合わないことに気付きます。
そして15歳の息子が犯人なのではないかと感づきます。

確たる証拠がないまま刑事に連れて行かれようとしている母親。
迷いぬいた昭夫は刑事に真実を話してしまいます。

そして昭夫にも驚愕の事実が告げられます。

実は母親は痴呆症ではなかったと。
痴呆症を装っていただけだったと。
母親は昭夫が自分を犠牲にしようとしていることを理解していたのです。


なんともまぁ、重い話でした。
引きこもり、老人介護、痴呆症、子離れできない母親・・・
現在の社会問題をてんこ盛りにした小説でした。

でもね、私はこの小説を他人事として読めなかった。
私も結婚していて息子がいる。
旦那の母親と同居はしていないけれども、そうなる可能性がないわけではない。
そして息子が引きこもりにならないという保証はない。
そして、その息子を私が溺愛しないという確信はない。

そして昭夫の母親と昭夫の妻との不仲の原因が、子育てに口を出されたからと言われた日にゃぁ・・・
ものすごく身近に感じてしまいますわ。

読み終わった後の感想は
「あぁ、息子をきちんと育てなきゃなぁ・・・」
というものでした。

推理小説を読んだ後の感想じゃないですね(笑)



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