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容疑者Xの献身
2008 / 09 / 09 ( Tue )

容疑者Xの献身


これほど深い愛情に、これまで出会ったことがなかった。
いやそもそも、この世に存在することさえ知らなかった。
運命の数式。命がけの純愛が生んだ犯罪。

東野圭吾さんの小説は昔から好きで全冊読破していますが、これは一番好きな小説です。

これはどういうジャンルの小説なんだろう?
しいていうなら恋愛犯罪小説かな。
いや恋愛と言うよりも純愛という呼び方が一番近いと思う。

これは自分の感情や欲望、自分の地位や未来までも犠牲にしてもただ一人の人を愛して守り抜いた男性の話です。

読み終えた後、一種の脱力感と共に、その献身的な愛情を一身に受けた花岡靖子に軽い嫉妬を覚えるほどでした。


以下、感想兼ネタバレです。



水商売から足を洗い、知人の弁当屋で働く花岡靖子。
そんな彼女の元に別れた夫・富樫慎二が訪れる。

靖子につきまとい、金をせびり、脅し、そして靖子の娘・美里にまで手を出そうとする元夫の富樫。
自分たちの未来を真っ黒に塗りつぶそうとしている富樫を靖子と娘の美里は突発的に殺害してしまう。

「自首するしかない」と考える彼女たちのところへアパートの隣人であり高校の数学教師の石神が
「私がなんとかします」と申し出てくる・・・

石神によって作られた花岡親子を守るための鉄壁のアリバイを石神の大学時代の友人で天才物理学者・湯川がくずしていく・・・

物語のかなり早い段階で湯川は石神が犯人だと感づく。
石神も湯川に見抜かれたと気付く。

このままトリックを見破られると最愛の花岡靖子が警察に捕まってしまう。
それを阻止するために石神がとった手段は・・・


読んでいてゾクゾクした小説は久しぶりでしたね。
トリックにも、石神の純愛っぷりにもドキドキしっぱなしでした。

私は実は途中で石神の愛情を疑ったのです。(石神が靖子の乗ったベンツを尾行するところ)
このまま石神はストーカーとなって靖子を脅すのかなぁと。
間違っていました。それすら石神の純愛の一部だったのです。
ヤラレタ!!と思いましたね。

この小説のラストは石神がのぞんだ結末ではありませんでした。
石神がどうしても避けたかった結末になってしまいます。

でも、私は靖子が石神の愛情の深さを知り、それを理解したこの結末を最高のものだと思いました。
願わくば罪を償った後の二人が共に歩けるときがきたらいいのにと願います。


この小説はこの秋に映画化されますよね。
おそらく小説を読んだときのような衝撃はないと思いますが、見に行きたいと思います。



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