FC2ブログ
スポンサーサイト
-- / -- / -- ( -- )
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-- : -- : -- | スポンサー広告 | page top↑
永遠の仔
2008 / 02 / 04 ( Mon )





再読です。

初め読んだのは10年くらい前になります。
その年の「このミステリーはすごい!」の1位になり、翌年にはテレビドラマ化しています。
テレビドラマもしっかりと見ました。

非常に重い話で読んだ後、脱力感に襲われたのを思い出しました。

それ以来、本棚に並んで入るものの、読んではいなかったのですがふと思い立って再読してみました。
初めて読んだときよりも主人公に共感できる部分が格段に増えました。
主人公に年齢が近くなったせいや自分が結婚して子供を持ったせいもあるのでしょうか。

終わり方も共感できるというか、辛いけどこの終わり方がベストかなと思えるようになりました。

以下少しネタバレです。

「生きていても、いいんだよ。おまえは生きていてもいいんだ。本当に、生きていても、いいんだよ」

このセリフが一番印象に残ったセリフです。
最後にでてきます。

この話は児童虐待が一つの大きな軸になっています。
それに老人介護、殺人事件などの問題がからみあい、複雑かつ重いストーリー展開になっています。

物語は18年前のある日、愛媛県のある小児精神病楝に優希という少女が預けられたことからはじまります。
そこで優希は笙一郎と梁平という2人の男の子と会います。
3人は同じく「児童虐待」という共通点を持っていました。
そしてその共通点がこの後に起こるすべての事件へとつながっていきます。

そして18年後、大人になった3人は再会します。
しかしその再開は幸せなものではなく、暗い予感を感じさせるものでした。
それを的中させるかのように3人の周りに次々と殺人事件が起こります。
その殺人事件の根底に流れているのはまぎれもなく3人の「児童虐待」という共通点と18年前に3人で起こした「ある事件」です。

「ある事件」をひた隠しにする余り、優希の家族(母と弟)の関係までおかしくなっていき、そして最悪の結末に・・・

殺人事件の犯人は3人のうちの誰かなのか。
18年前の「ある事件」とは何なのか?
3人が受けていた虐待とは?

多くのナゾが最後に向かって収束していき、それが解明されたとき、「児童虐待」という行為が子供に残す傷の深さと辛さが重なって涙が出てきました。

初めて読んだときから10年。
私自身が結婚して子供を産んだこともあるのでしょうが再読して涙が出てくるとは思いませんでした。
子供を産み育てるということの難しさ、尊さ、そして虐待されても親を慕う子供の思い。

再読して改めて良さがわかった小説でした。







スポンサーサイト
09 : 42 : 50 | 本棚 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<容疑者Xの献身 | ホーム | 町長選挙>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://lovebookblog.blog29.fc2.com/tb.php/10-8c6c8005
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| BLOG TOP |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。